マンション屋上に塩ビシート防水、外壁の割れ・浮きを修繕して塗装 名古屋市守山区
施工前
工事箇所 | 外壁 | 屋根 |
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塗料メーカー | アステックペイント | |
塗料名称 | シリコンREVO1000 | |
カラー | ||
工事期間 | 約2ヶ月 | |
お客様名 | Gマンション守山 | |
市町村名 | 名古屋市守山区 |
外壁クラック(ひび割れ)Uカットシーリング補修
クラック(ひび割れ)の大きさによって適切な処理をしていきます。大きめのクラックは、電動工具ディスクグラインダーでU型に削っていきます。
シーリング材(コーキング材)を充填します。シーリング材を充填することにより動きに対してある程度、追従することができるため再発を防ぐ効果もあります。
Uカット部分にすぐれた強度と接着力のエポキシ樹脂モルタルを塗り込み、平滑に仕上げます。
【施工後】クラック補修が完了です。ひび割れから、外壁内部に水が侵入し建物が腐食する原因になりかねません。見逃さずにしっかり補修していきます。
外壁タイルの浮き補修
浮きの状況を確認し、ピンで固定する位置を決め目印にマーキングをしておきます。チョークでマーキングした箇所を電動ドリルで穿孔(穴あけ)しています。
次にステンレスピンを入れて、躯体コンクリートと下地モルタルの接着を行い、確実に補修していきます。
表面の穴埋めをして仕上げています。タイルの落下による事故を防止するためにしっかり補修します。
【施工後】タイル浮きの補修完了です。補修跡が全然わかりませんね。経年による付着力が低下したタイル浮きの落下事故を防ぐためにも適切な補修が大切ですね。
屋上防水工事(塩ビシート機械的固定工法)
屋上を清掃後、通気緩衝シートを全面に敷き込みします。今回は、塩ビシート防水の機械的固定工法で改修します。既存の防水層を撤去せずに新設できるためコストダウンにもつながります。
通気緩衝シートの端部や入隅、立ち上がりなどには鋼板を取り付けていきます。
緩衝シートにディスク盤を規定間隔に取り付けします。この上から塩ビシートを敷き込み、このディスク盤の表面と、塩ビシートの裏地が熱圧着して接合されます。
次に塩ビシートを敷き込みします。シートの端や接合部分を溶着剤(接着剤)を塗って張り付けます。またディスク盤と塩ビシートを専用ヒーターで熱圧着します。
改修ドレン(排水口)の設置は、塩ビシートを部分的に二重張りにして強度を持たせています。最後に、塩ビシートの端や接合部分をシール処理して仕上げます。
コンクリート爆裂の補修
コンクリートの内部からサビた水が流れていて爆裂現象が見られます。ハンマーでハツリ落として、再発しないように補修をしていきます。
サビを少しでも残してしまうと再発する恐れがあるので、ブラシでサビを完全に落として清掃します。それからプライマーを塗布していきます。
外壁塗装
下塗り(白)して乾燥後、中塗りをしています。端や細かな部分はハケで先に塗り込んでから、ローラーで塗っています。
シリコンREVO1000で上塗りです。シリコン成分が一般のアクリルシリコン塗料と比べて約3倍含まれていて、色あせや汚れが気になる外壁を長期にわたって美しさを保ってくれます。
タイル張り外壁にクリヤー塗装2回目です。透明な塗料を使用して、そのままの美しさを長く保つように機能性を回復していきます。
PS扉、軒天、受水槽塗装ほか
配管やメーターなどが入っているPS扉のケレン作業です。サビを磨き落とし表面に細かな磨き傷をつけて塗料の付着をよくします。地味ですがとても重要な作業です。
塗装する前に、塗料がついてしまうと困る箇所をビニールやテープなどで保護してから作業をしていきます。軒天に下塗り中です。軒天には湿気と防カビ性に優れた材料を使用します。
受水槽の上塗り仕上げです。かなり汚れていたため下地処理に時間をかけて表面を整えたことによって、見違えるような清潔感ある受水槽になりました。
5年前にもコーポ5棟を塗装をさせていただいたK様から、マンション2棟とコーポ2棟のご依頼いただきまして、ありがとうございます。私たちができる最良の施工でお返ししていきます。
こちらの建物は、タイルの剥がれや外壁のひび割れ、屋上防水シートの浮きなどの劣化が目立っていました。点検・補修、再発予防をして、きれいに塗り替え完了いたしました。
池田 慶一