ジョリパット外壁をきれいに長持ちさせる塗装、塗り替えについて

初めての塗り替え工事
外壁塗装の基礎知識

2023.01.09

目加田充規

工事管理部

徹底したお客様目線で、施工管理をして参ります。宜しくお願い致します

スタッフ紹介はこちら

INDEX

ジョリパットって？
ジョリパット仕上げの外壁とは
ジョリパット仕上げの外壁を塗り替える時には
- ジョリパット外壁に使用できる塗料（専用塗料）としては
- ジョリパット仕上げ外壁に、一般的な塗料を塗装するとどうなるか…
ジョリパットフレッシュインフィニティをおすすめする理由
- ①同じメーカーであるがゆえの安心感
- ②ライフサイクルコストが高い
結局・・・
- ジョリパット外壁の塗装施工中！

「外壁塗装」と一概に言っても、外壁材の種類って色々ありますよね。

多く使われている『窯業系サイディング』、『金属系サイディング』『モルタル』や『ALC』など

こんにちは！！

戸建てやマンションの塗り替え工事で25年。名古屋市天白区にショールームを構えています。

名古屋市の外壁塗装工事専門店

（株）東海工芸の目加田です！

そんな外壁の中でも今回は『ジョリパット』を使用されているお宅様に向けて、ジョリパットの風合いを長持ちさせるために知っておきたいコツをお伝えしていきます。

ジョリパットって？

そもそもジョリパットとは、外壁の仕上げ材（塗り壁材）になります。

ヨーロッパ生まれですが国内ではアイカ工業（AICA）が販売しているものがよく知られていて、外装や内装にも幅広く使用されています。

ジョリパット仕上げの外壁とは

多いのは、モルタル下地の上に塗って左官工事のようにデザインをつけて仕上げます。現場に応じて、ご自身で自由なデザインを選んでいただけます。スタッコ仕上げやリシン仕上げ、吹き付けなどの工法も可能となります。

一方、窯業系サイディングの上にジョリパットで仕上げた工法（モエン大壁工法など）もあります。サイディングにはつきものの目地を見えないように処理し、モルタル壁のように一枚の大壁に見せることでジョリパットの意匠性を表す工法です。

一般のサイディングと比べたとき、一番のメリットは意匠性が高く、選べる種類も豊富ということです。パターンや色も多く、混ぜる骨材（細かな砂粒のようなもの）の量などを調整することで変化が出たり、ご自身の希望に応じてデザインを選べます。

そんなジョリパットで仕上げられた外壁も、やがては色あせし、経年劣化していきます。塗膜がひび割れしたり、凹凸の部分に汚れが溜まったり、吹き付けた部分が剥がれてくる現象も考えられます。立地環境などにもよりますが10年～15年を目安に一度チェックされることをオススメします！

ジョリパット仕上げの外壁を塗り替える時には

『ジョリパット仕上げの外壁を塗り替える際にはジョリパット専用塗料を！！』

ジョリパット外壁に使用できる塗料（専用塗料）としては

・ジョリパットのメーカーであるアイカ工業の『ジョリパットフレッシュ』『ジョリパットフレッシュインフィニティ』

・エスケー化研の『アートフレッシュ』

・菊水化学の『グラナダフレッシュ』

・日本ペイントの『インディフレッシュセラ』

などが挙げられます。

ジョリパット仕上げ外壁に、一般的な塗料を塗装するとどうなるか…

上記にあるジョリパット外壁に使用できる塗料ではなく、一般的なサイディングに施工する塗料（ウレタン・シリコン・フッ素・無機など）で施工した場合、将来的に塗装した塗膜が膨れてくる、塗膜にヒビが入る、塗膜が割れる可能性があります。

そこに関係してくるのは雨などの水分です。

一般的な塗料の特徴は、雨水をはじいて内部に通さないようにするという作用があります。対して、ジョリパットは吸水性が高いため、雨水を弾くのではなく、一度浸透させてから放出するという作用になります。

いくら塗装したからといえ、サッシの隅や細かいクラック、凹凸から水分がジョリパットに入り込む可能性があります。ジョリパットは含んだ水分を水蒸気として外に放出するときに、新しい塗膜が蓋をした状態になってしまいます。すると、逃げ場をなくした水蒸気は気体のため膨れていきます（特に夏場は気温が高く膨張します）。新しい塗膜が膨らみ、割れやヒビを引き起こすといった現象が考えられるのです。

ジョリパット専用の塗料とは、ジョリパットの特徴をそのまま引き継いでいますので、放出された水蒸気が遮られることなく外気に放出してくれる透湿性の高い塗料です。